そもそもなぜブログを書かなくなったのか。
思い返してみることにした。
去年の正月。
絶望していた。
本当にどん底だった。
痛めた靭帯が治って、復帰の第一回目のジム。
左手で大きな黄色のスローパーをガストン。
かなりの強度のまま右足を上げた際。
明らかに背中を走った悪い予感から2秒後。
椎間板ヘルニアが再発した。
ソファーから動けない日々が何ヶ月も続き。
給料は、治療と通勤のタクシー代に消えた。
あれからもう一年が経つ。
クライミングはその強度ゆえ。
常に怪我とどう向き合うかが問われる。
今はあの頃の辛さが嘘のように体は動く。
今怪我で悩むクライマーの方へ。
怪我した時は本当に絶望する。
もう終わりだ。
自分からクライミングを取れば何も残らない。
わかる。
心底その気持ちはわかる。
手術一択と言われた時。
以前ほどの強度は出せなくなるのではないか。
怪我する前なら登れた岩。
日本にどれぐらいあるのだろう。
そう考えると涙が止まらなくなった。
けど大丈夫。
『止まない雨はない』
臭いセリフだがその通りだと思う。
2回の大怪我から復帰した自分だから言える。
クライミングができる日は必ず来る。